Leather

Minerva Liscio

ミネルバリスシオの特徴といえば、つるつるすべすべした吟面の透明感と温かみとハリ感です。紳士小物の高級なラインに並べておきたくなるような革の雰囲気です。薄化粧仕上げなので、革そのものにある良さもよく出ますし、傷やトラなども表現されます。もちろん傷やトラの部分はなるべく省きますが、それも味わっていただける本当の革好きの方にとことん愛されて欲しいと思っています。ハリ感は牛革の中でも一番強度のあるショルダー部分を使用しているから生まれるんですね。これがビジネス用にも使用できるような風合いを醸し出しているのです。

Chromexcel

アメリカはシカゴにある1905年創業のHorween社が製造するブーツのアッパー用の革です。
90年以上変わらぬ製法で、オリジナルにブレンドされた油脂を時間をかけて浸透させた革なので、もっちりとしていて重く、その分堅牢な革に仕上がっています。
また、たっぷり含んだ油脂成分により、プルアップによる色化けを愉しんでいただけるのもこの革の魅力のひとつです。(※ブラックは色化けしません)
革の表面のみの染色(=下地染色をしていない)の”丘染め”なので、「茶芯レザー」としても認知されています。

※ ロットによりオイル分の多い少ないの差が出ることがあります。
※ 個体によって焼印が入ることがあります。

Buttero

革本来の素朴な表情と透明感溢れる美しさを持ち合わせている革素材です。
イタリアならではの発色の良さには、職人が作業で行う染色技術が活かされています。
堅牢で繊維密度が高い素材の為、主にベルトなどの用途に適していますが、スムースな吟面はベルト以外にも鞄や財布などにお使い頂いても十二分に魅力を発揮します。
そして、切っただけでも艶が出る「コバ(切り目)」は、磨けば磨くほどに艶を増していき、鞣し技術の高さを伺うことが出来ます。
ブッテーロは植物タンニン鞣しを代表する革素材の一つです。

Alaska

イタリアはサンタクローチェ地区にあるLa Perla Azzurra社が製造する、ロウ引きした銀面が特徴のアーティスティックなショルダー革です。
革の物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
また、天然のシボ出しシュリンク)加工を施しているのとオイルが効いてる分やや柔らかめの質感ではありますが、コバを磨いて仕上げることが可能ですし、芯通し染めになっているので、裁断した断面(コバ)にも色が入っています。

Bulgaro

イタリアはサンタクローチェ地区にあるLo Stivale社が製造する、表面がスムースでキメが細かいスタンダードなショルダー革です。
比較的硬めの革ですが、しっかりオイルが効いているので「コシはあるけど、程よくしなやか」という印象を持ってもらえると思います。
銀面はキメが細かく、染料仕上げによる自然な色ムラがあるため、上品で味わい深い作品を作られる時にお勧めしたい革です。
物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
また、裏処理加工を施していて、革をプレスしているのでさらに繊維が詰まり、コバを磨いて仕上げるのに非常に適した革となっています。